三岩山   11:24   

 これが三岩山だろう。
今までどのピークが、何の山だかさっぱり分からなかったが、これが阿能川岳の手前なので、三岩山と見分けが付く。
此処まで休みなし、水も飲まずだったので、一口お茶で喉を潤す。
  頂上でぐっると写真を撮っていると、遠くに人影が見えた。

阿能川岳 標高 1,611.3m
(単独行)
阿能川岳登山道      

 この岩の右を巻けば、もうすぐ三岩山だ。
手前に岩が幾つかあるので、三岩山なのだろう。
休み無しで登っているので、先行者がそろそろ見えるだろうか。

阿能川岳登山道      

 青空とブナの林が美しい。
木の周りだけ雪が溶け、春を感じさせられます。
秋も綺麗でしょうね。



阿能川岳山歩き H20 03-22
山域別記録
日付順山行記録
阿能川岳下山   

 山頂での景色を堪能後、景色を見渡しながら下山して行きます。
気温が高くなり、午前中より足が踏み込む感じです。
スキーを置いて来た人も、ここを滑れなくて残念ですね。
三岩山までは、快調な緩やかな降りです

天子山手前     

 この雪の壁を登った所が天子山だろうか?
一歩一歩雪を蹴って登り上げる。
先行者の足跡を辿るのでとても助かりました。
出足が遅くても良い事もあるものだ。
 

阿能川岳登山道      

 雪は締まっていますが、たまにズボッと抜けます。
急な登りが少ない代わりに、距離が長い。
今年一番の歩行時間になりそうだ。。

 地図に道も無いのですが、残雪時に登られている人気の山です。
赤谷越からは真っ直ぐ北の稜線を歩くので、道には迷わないでしょう。
他の季節に登る人は少ないと思いますが、夏になるとおそらくヒルが出ます。

 道路には雪が無いのですが、路肩には除雪の雪が多く、仏岩トンネル手前のポケットパークには、雪が壁のよう。
此処からは、雪の被った至仏山が良く見える。
しかし、阿能川岳は見えません。

 コースは所処赤テープがありますが、山頂標識が見当たらないので、何所の山を通過しているのか分かりませんでした。

 3月末でも谷川岳手前の山だけあって、雪の量も半端ではありません。
北に行くに従い、積雪も増え多い所は2mを越えるでしょう。
雪庇の亀裂や岩場等、危険な場所も在ります。
残雪期と言えども、谷川岳直前の山なので、私を含め初心者の行く所ではありません。
朝冷え込み、雪の状態が良く、たまたまトーレスがあって、運よく登れただけなのです。

阿能川岳の地図

仏岩登山口駐車場  15:56

 無事到着。
私も雪山初心者ですが、春と言っても雪山なので、雪庇の崩落や滑落の危険あり、絶対無理をしてはいけません。
天気の急変もあります。
先行者がいて、最高なお天気で運が良かったのでした。

赤谷越     15:39

 日向は地面が露出している所もありました。
この先は何度も通った所なので、迷いませんが、林の中は薄気味悪くいつも嫌な感じです。。
積雪は、60p位ですが、緩んで足がズボズボでした。。
阿能川岳下山   

 鉄塔まで降りて来れば一安心、雪の量も減って潅木の間を下って行くだけです。
ここまで、注意しながら降りてきたので、スピードが早くなく意外と時間が掛りました。

阿能川岳下山   

 岩峰を迂回する難所は、雪が崩れそうで怖い思いをしました。
木の枝に捕まり、一歩一歩ゆっくり雪の状態を確かめながら通過です。

阿能川岳下山   

 三岩山-天子山間で、重い荷物を背負ってこれから登って来る人がいてびっくりしました。
頂上で幕営するそうです。
明日も天気が良さそうなので、広い雪原にテントを張って一人酒を飲むのが楽しみだそうです。
すごい人もいますね。
阿能川岳山頂  11:59   

 阿能川岳は逆L字型に広がる広い雪原でした。
最近登っていないようで、足跡はまだ付いていない。
気温も14度、風もほとんど無い。
快晴の青空で最高の天気、せっかくなので頂上を歩き回る。
 谷川岳を見ると、天神尾根を登る登山者が蟻のようだ。
一通り写真を撮ったら、ゆっくり食事、いつものカップうどんが美味い。
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
仏岩トンネル駐車場-23分-赤谷越-31分-ヨシガ山-1時間50分-天子山-24分-三岩山-35分-阿能川岳山頂 昼食休憩56分
-29分-三岩山-18分-天子山-1時間33分-ヨシガ山-24分-赤谷越-17分-駐車場 
全工程8時間16分

谷川岳

小出俣山と奥は万太郎山

三岩山 より俎   

 これが三岩山だろう。
今までどのピークが、何の山だかさっぱり分からなかったが、これが阿能川岳の手前なので、三岩山と見分けが付く。
此処まで休みなし、水も飲まずだったので、一口お茶で喉を潤す。
  頂上でぐっると写真を撮っていると、遠くに人影が見えた。

三岩山から阿能川岳へ   

 行き会って話をすると、谷川PA手前から、スキーを担いで東の尾根を登って来たそうだ、道理で駐車場に車が無かったはずだ。
三岩山-阿能川岳間を滑るつもりだったらしいが、悪路に断念し、スキーを置いて歩いて来たそうだ。
ありがたいトレースの主は、私よりずっと年上のようだった。

三岩山から阿能川岳へ   

 三岩山-阿能川岳間は、緩やかな広い尾根の雪原状で一番楽しい山歩きでした。
先行者は頂上まで行かず
、引き返してきたので、最後の300m程の真っ白な雪原に足跡を付けられて満足な気分でした。

天子山?  11:00

 頂上には、、先行者のスキーが立ててあった。
北は先の三岩山が遮っているが、360度の素晴らしい見晴らしい眺めだ。
 富士山が見える、南アルプスも薄っすら、八ヶ岳や浅間山も綺麗だ。
 暖かくて最高の天気だ、予報は明日も晴れなので、今日は一日大丈夫だろう。

天子山先

 天子山からは、、木の間の穴のような岩場を降って行くが、凍ってツルツル。
枝に捕まりながら、足場を確保しゆっくり降りる。
アイゼンの歯が凍った岩を噛む。
夏場なら苦も無い所だが、たった1m降るのに緊張する。
写真では、まったく分かりませんが・・・

富士山

浅間山

阿能川岳登山道      

 雪庇がパックリ口を広げています。
危険なのでまたまた、シャクナゲの藪の中に入り、瘠せ尾根を歩きます。
高度が上がるにつれ見晴らしも良くなる。
東にはずっと至仏山が見えている。

阿能川岳登山道      

 下には谷川パーキングが見えています。
あそこから、南東尾根を登って来たほうが、高度差があるが近かったかも?

阿能川岳登山道      

 今度は雪庇の壁を掻き上がります。
アイゼンを外すのが面倒でずっと付けていたのだが、こんな時は役立ちます。
雪庇の上を歩いたり、木々の間を通り抜けたり、いったいどこまで来たのか良く分かりません。
 阿能川岳がいつになっても見えない、こんな真っ直ぐな山歩きがいつまで続くのか。

鍋クウシ山?     

 岩峰を過ぎ振り返りました。
東は切れ落ちている。
西を廻ったのだが、雪がずり落ちそうで木の枝に捕まりながら、足跡を辿りました。
先に行った人は、スキーを担いでよく通れたものだ。

阿能川岳登山道      

 桧を右に巻くとだんだん藪になってきた。
今までと山の様子が違うようだ。
 スキーの跡があった。
どうも東の尾根から登って来た先行者がいるらしい。
 この先の大きな木がある岩峰を西に巻いたのだが、危険箇所で写真を撮る余裕がありませんでした。

阿能川岳登山道      

 状態の良い所を歩くのは、気持ちのいいものだ。
右には至仏山や武尊山がくっきり見える。
 気温も高く汗がにじむ。

阿能川岳登山道      

 雪庇に亀裂が入っています。
そのうち落ちるのかな。
もちろんこの上は、歩けません。
西側の藪の中を進みました。

阿能川岳登山道      

 鉄塔を過ぎると東斜面には、雪庇が出来ていた。
場所によっては、踏み込んでしまう。
西側は、雪が少ないので藪の中に入る。


画像掲示板

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送電線鉄塔  9:18

 此処が地図にあるヨシガ沢山だろうか
小高い雪原なのだが、周りが林で見透視は良くない。
 遠くに送電線が見えるので、そこまでは道が付いているだ

阿能川岳登山道      

 途中まで鉄塔巡視路なので、道が整備されているはずだ。
尾根を西に巻いている。
日陰で雪が積もった所は、滑り落ちそうなので木の枝に捕まりながら進む。
こんな場所では、アイゼンが役に立つ。

赤谷越      8:39

 いつもは南の吾妻耶山を目指すのだが、今日はこれから北に向う。
日向は少し地肌が出ているが、この先雪が多いのも覚悟しなければなるまい。

 
阿能川岳山頂より 360度パノラマ クリックすると大きくなります。
赤谷越へ

 薄暗い杉林の中を登るのだが、いつの季節も薄気味悪く気分が良くない。
昨日登ったのだろうか、トレースが2人分付いている。
阿能川岳まで続いていれば良いのだが。
雪の量も多く、60cm位だろうか、締まっていない場所では、所処踏み抜く。

仏岩登山口駐車場  8:16

 最初からアイゼンを付け、雪の壁を登ってゆく事になる。
東屋も隠れてしまっている。
  山仕度をしていると後から来た方も阿能川岳に登ると言う。
私も出足が遅いので、悪いが先に出かける。
駐車場には、後から来た人の車だけなので、私がトレースを付けるのかな。

枠のある写真は、はクリックすると少し大きくなります。

 朝起きて北を見たら谷川岳が綺麗に見えていたので、行ってきました。

阿能川岳下山   

 三岩山手前で、駐車場で会った人が登って来ました。
1時間遅れですが、だいぶ日が伸びたので日暮れまでに下山出来るでしょう。
雪が緩んで来るため、雪庇の亀裂も大きくなり、注意して下りて行かなては。
阿能川岳下山 H20 3月22日

天子山より南西方向

阿能川岳登山道      

 先を見てもどのピークが何山だかまったく分からない。
さあこの先、どのくらい歩くのやら。

ヨシガ沢山?  9:10

 此処が地図にあるヨシガ沢山だろうか
小高い雪原なのだが、周りが林で見透視は良くない。
 遠くに送電線が見えるので、そこまでは道が付いているだろう。
まだ昨日のトレースがしっかり付いているので、頼もしい道案内だ。

阿能川岳登山 H20 3月22日
三岩山から阿能川岳へ   

 ダケカンバの向こうには、武尊山。
360度がすごく綺麗だ。
谷川岳足元の、一日居ても飽き足らない景色。
こんなのを一度味わうと病みつきになりそうだ。
 いくら春とは言え、まだ冬山なのでほどほどにしよう。
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