360度展望の山と言う事で、22日と25日にそれぞれ別コースを歩いてみました。
中之条町とみなかみ町境にある標高の低い三角の山です。
注 四万-法師方面は山ヒルがいます! 5月以降登られる方は注意してください。
枠のある写真は、はクリックすると少し大きくなります。
上越橋登山口 6:07
群馬県側 三国トンネル手前上越橋登山口
平日なので、登山者は誰もいないようです。
新緑もこれから始まります。
トンネル手前を右に入ります。
三国峠 6:36
三国峠にはこんなに雪が残っています。
おまけにガスも架かって、軽アイゼンは用意した
のですが、稲包山まで行けるでしょうか。
三国峠〜長倉山
三国峠からすぐ急登になり、天気も芳しくない。
周りも見えず、ただ稜線を歩くのみ。
長倉山頂 (1,439m) 7:14
この日は風も強く、体感温度が下がる。
ジャンバーを持ってきて良かった。
もっと寒くなれば、カッパを着込みましょう。
長倉山周辺は、シャクナゲが咲いて綺麗でした。
長倉山下鉄塔 7:23
長倉山から急な下りをすると、大きな鉄塔です。
送電線の風切り音が、ブンブンとうなりをあげる。
鉄塔が遠のくと、道が細くなり笹薮の箇所もあり。
坂の途中には、可憐なイワナシの花が寒そうに、
咲いていました。
長倉山〜キワノ平ノ頭
夏道が消え、残雪を登らなくては・・・
どうするアイゼンを付けるか?
それほど急でもないので、何とか登りましょう。
ツバメオモト(燕万年青)
イワナシ(岩梨)
キワノ平ノ頭〜稲包山
ガスが少し消え、あの奥が稲包山でしょうか?
何とか周りが見えたのは、この一瞬だけでした。
三坂峠方向新道分岐
新潟三国スキー場からの登山道と、合流します。
やっとガスが取れてきました。
さあ、あと一登り!
稲包山頂 (1,597.7m) 9:55
山頂では、少しだけ上越国境の山が見えました。
今まで寒い風が吹いていたのに、ここまで来ると
暖かい、虫も沢山集まってきた。
早い昼食を食べ終わるとと、南の方から声がする。
中高年三人組のパーティー上がって来た、埼玉
からきたそうです。
稲包山を振り返って
雪庇だったのでしょうね、雪の上を快適に歩きます。
スノーシューで歩いたような跡もありました。
もっと早く来れば、快適だったでしょう。
一番奥が稲包山です。
スノーブリッジ
帰りにこんな所を見つけました。
乗っていれば落ちていましたね。
雪上歩行の落とし穴です。
赤沢スキー場登山口 6:20
スキー場登山口には、バリケードとチェーンがあり、
入口に駐車すると、重機で移動するとの事。
隣には、スキー場管内で山菜を採集すると没収
まで書いてありました。
確かに美味しそうな、ワラビがありましたが。
仕方ないので、隣の林道脇に駐車します。
赤沢スキー場〜赤沢峠
スキー場を少し登ると、左矢印「四万温泉」とある。
赤沢スキー場〜赤沢峠
上信越自然歩道になっており、だいぶ古い階段や
ベンチなど登山道途中にありました。
薄暗く熊が出そうなので、鈴を鳴らして歩きます。
林道合流 7:15
山腹を歩いていると、下に通っているはずの林道に
合流してしまった。
どうも林道が枝分かれしているようだ。
この道を車が走れれば近いのだが、帰りに確かめる
のを忘れてしまった。
柵のある登山道をまた歩き出す。
赤沢スキー場〜赤沢峠
林道合流を過ぎると、途端に道が荒れている。
大雪のせいか、整備が行き届いていないのか、
木が覆いかぶさったり、大木が倒れていたり、
すごく歩きにくい道でした。
水場 8:12
沢に下ると、水場に出ました。
ここでも林が、荒れています。
水を補給して峠までもう少しです。
赤沢峠 9:44
鎖のある沢を過ぎ、少し登ると東屋のある赤沢峠
です。
歩き難い道と、山菜を採っていたら採っていたら、
だいぶ時間をロスしてしまった。
少しだけ一休み。
四万方向は、笹が広く刈ってあり歩きやすそうでした。
赤沢峠〜稲包山
赤沢峠からは、アップダウンがありますが、
笹が広く刈ってあり、快適な道でした。
赤沢峠〜稲包山
木々の間から三角の稲包山が見えました。
まだ山頂はずっと先だ。
周りには、赤いシャクナゲが咲いている。
みなかみ町側には、所処残雪がありました。
稲包山頂 (1,597.7m) 11:37
急な坂を登ると山頂です。
22日と違い、快晴360度の眺望が開ける。
昼食前に山を確かめながら、見渡す。
今日は一人と思ったら、四万の方から、単独で
年配者が登ってきた。
山を下ったら、四万温泉で同窓会だという。
石楠花の咲く山頂に二人きり、山談義にも花が咲く。
山頂より平標山・仙ノ倉山
シャクナゲ越しに見る山がとても綺麗でした。
稲包山〜鉄塔 13:32
急坂を下ると「赤沢入口バス停へ」
巡視路コースとある、あおちゅう氏がたどったので、
おそらく大丈夫でしょう。
また倒木や木を掻い潜っての、下山はしたくありま
せんから。
鉄塔 13:42
巡視路を北に進むと、頂上の下に見えた、送電線
鉄塔広場にたどり着く。
下山方向を探したが、東に笹の刈り跡が見つかる。
この先急坂をジグザグに降って、下の送電線鉄塔
付近にでる。
秋小屋沢 14:46
下の鉄塔を南東に降ると、秋小屋沢が見えた。
沢を渡らず沢沿いを下って行くと、山道が少し広く
なり、水道施設立入禁止のバリケードが目に留まる。
このまま下ると、法師林道です。
秋小屋沢橋 15:00
法師林道到着。
秋小屋沢橋の傍に車も数台止められます。
登山道入口の表示はありませんが、テープが
ありました。
法師林道分岐
砂利道を進むと、舗装道路に出ます。
振り返ると二股に別れ、右が稲包山方向です。
この先林道入り口に、一般車両・歩行者通行禁止
の表示板があるが、林道ゲートも、開いたままでした。
赤沢スキー場登山口 15:40
舗装道路を長らく歩き、やっとスキー場入り口に、
到着。
このコースは、夏になるとヒルが出るので、注意して
ください。
コシジオウレン(越路黄蓮)
ショウジョウバカマ(猩々袴)
稲包山北
ショウジョウバカマ(猩々袴)
エイザンスミレ(叡山菫)
ご意見ご感想は以下へ
チゴユリ(稚児百合)
ムラサキヤシオ(紫八汐)
ギンリョウソウ(銀竜草)
キワノ平ノ頭 (1,511m) 8:12
夏道と雪道を交互に歩き、キワノ平の頭へ到着。
ここまでくれば、半分以上歩いたようだ。
相変わらず風が冷たいが、小休止にします。
予報は、暖かくなると言っていたのですが。