稲包山歩き H18 05-22・25

 360度展望の山と言う事で、22日と25日にそれぞれ別コースを歩いてみました。
中之条町とみなかみ町境にある標高の低い三角の山です。

 四万-法師方面は山ヒルがいます! 5月以降登られる方は注意してください。

稲包山 標高1,597.7m  (単独行)


稲包山登山(三国峠より) H18  5月22日
山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
三国トンネル上越橋登山口 -29分-三国峠-38分-長倉山-58分-キワノ平ノ頭休憩12分-1時間31分-
稲包山頂昼食休憩47分-1時間38分-キワノ平ノ頭休憩17分-1時間04分-長倉山-31分-三国峠 -49分-登山口

全歩行工程 8時間54分 

枠のある写真は、はクリックすると少し大きくなります。

山行図はこちら

上越橋登山口   6:07

群馬県側 三国トンネル手前上越橋登山口
平日なので、登山者は誰もいないようです。
新緑もこれから始まります。

トンネル手前を右に入ります。

三国峠   6:36

三国峠にはこんなに雪が残っています。
おまけにガスも架かって、軽アイゼンは用意した
のですが、稲包山まで行けるでしょうか。


山域別記録
日付順山行記録

三国峠〜長倉山     

三国峠からすぐ急登になり、天気も芳しくない。
周りも見えず、ただ稜線を歩くのみ。

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長倉山頂 (1,439m)   7:14    

この日は風も強く、体感温度が下がる。
ジャンバーを持ってきて良かった。
もっと寒くなれば、カッパを着込みましょう。

長倉山周辺は、シャクナゲが咲いて綺麗でした。

長倉山下鉄塔   7:23      

長倉山から急な下りをすると、大きな鉄塔です。
送電線の風切り音が、ブンブンとうなりをあげる。
鉄塔が遠のくと、道が細くなり笹薮の箇所もあり。

坂の途中には、可憐なイワナシの花が寒そうに、
咲いていました。

長倉山〜キワノ平ノ頭     

夏道が消え、残雪を登らなくては・・・
どうするアイゼンを付けるか?
それほど急でもないので、何とか登りましょう。

ツバメオモト(燕万年青)

イワナシ(岩梨)

キワノ平ノ頭〜稲包山     

ガスが少し消え、あの奥が稲包山でしょうか?
何とか周りが見えたのは、この一瞬だけでした。


三坂峠方向新道分岐   
  
   

新潟三国スキー場からの登山道と、合流します。
やっとガスが取れてきました。
さあ、あと一登り!

稲包山頂 (1,597.7m)   9:55     

山頂では、少しだけ上越国境の山が見えました。

今まで寒い風が吹いていたのに、ここまで来ると
暖かい、虫も沢山集まってきた。
 早い昼食を食べ終わるとと、南の方から声がする。
中高年三人組のパーティー上がって来た、埼玉
からきたそうです。


稲包山を振り返って     

雪庇だったのでしょうね、雪の上を快適に歩きます。

スノーシューで歩いたような跡もありました。
もっと早く来れば、快適だったでしょう。

一番奥が稲包山です

雪庇の名残

スノーブリッジ     

帰りにこんな所を見つけました。

乗っていれば落ちていましたね。
雪上歩行の落とし穴です。

稲包山登山(赤沢スキー場より) H18  5月25日
山歩き行程 (写真や山菜をとりながらなのであくまで参考です)
赤沢スキー場登山口 -55分-林道合流-2時間29分-赤沢峠休憩09分-1時間53分-稲包山頂昼食休憩1時間35分
-30分-鉄塔広場-31分-法師林道 -49分-スキー場登山口  全歩行工程 9時間20分 

赤沢スキー場登山口   6:20

スキー場登山口には、バリケードとチェーンがあり、
入口に駐車すると、重機で移動するとの事。
隣には、スキー場管内で山菜を採集すると没収
まで書いてありました。
確かに美味しそうな、ワラビがありましたが。

仕方ないので、隣の林道脇に駐車します。

赤沢スキー場〜赤沢峠  

スキー場を少し登ると、左矢印「四万温泉」とある。


赤沢スキー場〜赤沢峠  

上信越自然歩道になっており、だいぶ古い階段や
ベンチなど登山道途中にありました。
薄暗く熊が出そうなので、鈴を鳴らして歩きます。

林道合流    7:15

山腹を歩いていると、下に通っているはずの林道に
合流してしまった。
どうも林道が枝分かれしているようだ。
この道を車が走れれば近いのだが、帰りに確かめる
のを忘れてしまった。
柵のある登山道をまた歩き出す。

赤沢スキー場〜赤沢峠  

林道合流を過ぎると、途端に道が荒れている。
大雪のせいか、整備が行き届いていないのか、
木が覆いかぶさったり、大木が倒れていたり、
すごく歩きにくい道でした。

水場      8:12

沢に下ると、水場に出ました。
ここでも林が、荒れています。
水を補給して峠までもう少しです。

赤沢峠      9:44

鎖のある沢を過ぎ、少し登ると東屋のある赤沢峠
です。
歩き難い道と、山菜を採っていたら採っていたら、
だいぶ時間をロスしてしまった。
少しだけ一休み。
四万方向は、笹が広く刈ってあり歩きやすそうでした。

赤沢峠〜稲包山 

赤沢峠からは、アップダウンがありますが、
笹が広く刈ってあり、快適な道でした。


赤沢峠〜稲包山 

木々の間から三角の稲包山が見えました。
まだ山頂はずっと先だ。
周りには、赤いシャクナゲが咲いている。
みなかみ町側には、所処残雪がありました。

稲包山頂 (1,597.7m)  11:37     

急な坂を登ると山頂です。

22日と違い、快晴360度の眺望が開ける。
昼食前に山を確かめながら、見渡す。
 今日は一人と思ったら、四万の方から、単独で
年配者が登ってきた。
山を下ったら、四万温泉で同窓会だという。
石楠花の咲く山頂に二人きり、山談義にも花が咲く。

シャクナゲ越しに見る山

山頂より平標山・仙ノ倉山    

シャクナゲ越しに見る山がとても綺麗でした。


稲包山より360°パノラマ
稲包山より360°パノラマ クリックすると大きくなります
稲包山下山(巡視路コース) 

稲包山〜鉄塔   13:32

急坂を下ると「赤沢入口バス停へ」
巡視路コースとある、あおちゅう氏がたどったので、
おそらく大丈夫でしょう。
また倒木や木を掻い潜っての、下山はしたくありま
せんから。

鉄塔   13:42

巡視路を北に進むと、頂上の下に見えた、送電線
鉄塔広場にたどり着く。
下山方向を探したが、東に笹の刈り跡が見つかる。
この先急坂をジグザグに降って、下の送電線鉄塔
付近にでる。

秋小屋沢   14:46

下の鉄塔を南東に降ると、秋小屋沢が見えた。
沢を渡らず沢沿いを下って行くと、山道が少し広く
なり、水道施設立入禁止のバリケードが目に留まる。
このまま下ると、法師林道です。


秋小屋沢橋   15:00

法師林道到着。
秋小屋沢橋の傍に車も数台止められます。
登山道入口の表示はありませんが、テープが
ありました。


法師林道分岐 

砂利道を進むと、舗装道路に出ます。
振り返ると二股に別れ、右が稲包山方向です。

この先林道入り口に、一般車両・歩行者通行禁止
の表示板があるが、林道ゲートも、開いたままでした。


赤沢スキー場登山口   15:40

舗装道路を長らく歩き、やっとスキー場入り口に、
到着。
このコースは、夏になるとヒルが出るので、注意して
ください。

稲包山で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)
ショウジョウバカマ(猩々袴)
キクザキイチゲ(菊咲き一華)
ムシカリ 別名オオカメノキ
アズマシャクナゲ(東石楠花)

コシジオウレン(越路黄蓮)

ヒメイチゲ(姫一華)

ショウジョウバカマ(猩々袴)
稲包山北

ミネザクラ(峰桜)

ショウジョウバカマ(猩々袴)

エチゴキジムシロ(越後雉筵)
ナエバキスミレ(苗場黄菫)

エイザンスミレ(叡山菫)

稲包山の地図


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チゴユリ(稚児百合)

ムラサキヤシオ(紫八汐

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ギンリョウソウ銀竜草

キワノ平ノ頭 (1,511m)   8:12 

夏道と雪道を交互に歩き、キワノ平の頭へ到着。
ここまでくれば、半分以上歩いたようだ。
相変わらず風が冷たいが、小休止にします。

予報は暖かくなると言っていたのですが。