岩櫃山歩き   H19 09-02

 Sさんが9時半頃に沼田に来ると言う、さて何所に登ろうか?
低い山は暑いので、赤城に行く事にしたが、途中で霧雨が降ってきた。
どうも高い山はお天気が悪そうなので、正反対の方向だが私がまだ登っていない岩櫃山に行く事にした。
合併して東吾妻町にある低山ですが、真田の城跡や岩場もあり面白そうです。

岩櫃山 標高 802m  (Sさんに同行)
観音山(瀧峩山)周辺散策 H19  9月 2日

山歩き行程 (写真を撮りながらなのであくまで参考です)
平沢登山口 -22分-櫃の口-17分-岩櫃山頂昼食休憩38分-41分-密岩登山口休憩8分-16分-赤岩登山口
-31分-櫃の口-
15分-岩櫃城跡散策休憩6分-12分-平沢登山口  
全歩行工程 3時間26分 

枠のある写真は、はクリックすると少し大きくなります

沢通り登山口  12:06  

 登山口には、大きな駐車場に休憩所、トイレもありました。
だいぶ出足が遅くなり、お昼過ぎてしまいました。
1時間足らずで登れると言うので、軽い気持ちで出発。
 途中下山者数人と合いましたが、オフシーズンです。

観音山周辺散策     

 岩櫃山に向かう前に、Sさんが面白い所があると言うので途中で車を止め観音山方向の横道に入りました。

天狗の蹴上げ岩  12:29   

 岩のゴロゴロした、沢を登って行くと櫃の口で、左は本丸跡、梯子と鎖の上は天狗の蹴上げ岩で、切り立った岩の間をすり抜けていきます。
 この夏、北アルプスで岩登りをしてきたSさんは、梯子も鎖も使わず登っていきます。

山域別記録
日付順山行記録

第三石門     

 進むと直ぐに洞窟があり、梯子と鎖で降り、下に続いていました。

穴から出て、滑りやすい道を降ると滝が見えました。

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天狗の懸橋

 迂回路を戻って、下から見上げるとこんな具合です。
岩の天然アーチ橋。
こんな所から落ちれば大怪我!

赤岩登山口経由 駐車場へ 

天狗の懸橋  13:37

 左が迂回路、右が天狗の懸橋
ほとんど人は、迂回路を下った方が良いです。

岩櫃山頂下山

 頂上から降るのも、2本の鎖で慎重に。
下りの方が、足元が見えないので気を使います。

岩櫃山頂   12:45

 登山口休憩所のガイドには、40分と書いてあったが、やはり同じくらい掛かってしまった。
棒に捕まって立っていますが、怖くて立っていられないほどの絶壁です。
 戦国時代には、ここに見張りが詰めて居たのでしょうね。
北西方向からは、岩山で攻めてこられません。


岩櫃山登山 H19  9月 2日

不動堂     

 観音山にはこの他、洞窟や石門など沢山あり、登ってみるのも良いでしょう。。


櫃の口 15:11

 沢通り合流地点です。
沢通りを本丸分岐まで少し下り、私一人で岩櫃城址へ向いました。

赤岩登山口  14:28

 赤岩登山口落石危険箇所多数あり、
登山道閉鎖中
山頂へ向うには、旧赤岩登山道を利用してください。
 潜竜院跡が隣にある。
武田滅亡間近、真田昌幸が主君の武田勝頼を迎えこの地で再興を計ろうと、御殿を作って準備していたが、計画はならなかった。
 

赤岩登山口へ 

 古谷集落より岩櫃山頂を望む
畑の端に、色とりどりのコスモスが咲き始めていたので、思わずシャッターを押しました。
青空だったら綺麗でした。

密岩登山口先より、岩櫃山頂を望む

密岩登山口  14:04

 しめ縄の張ってある、登山口ですが。
こちらの登山道は、入山禁止ではありません。
 以前熊出没騒ぎで、閉鎖された事があるそうです。
里山の方が、動物が沢山います。

赤岩登山口先より岩櫃山頂を望む。

 うっそうと茂る竹林の向こうに、岩櫃山が見えた。
紅葉が始まれば、綺麗でしょう。
 畑跡の草原を進むと、雑木林に入ってゆく。
 

沢通りへ 

 櫃の口まで、山腹をトラバース。
林の中どんどん山の斜面を進みます。
時々登山道を見失うが、表示板があるので直ぐに戻れる。

赤岩登山口へ 

 古谷T字路を右折し、集落を抜けるとコンクリート舗装の山道に入る。
広い草原に出ると、山側に赤岩登山口が見えた。

天狗の懸橋

 Sさんは既に渡り終え、呼んでいますが、私は怖くて立って歩けません。
誰も見ていないので、またいで尻を付いて進みました。
やー!恐ろしかった。

密岩通り下山

 苔で滑りやすい鎖場を降り、岩孔を通り抜ける。
穴の向こうも鎖場だ。
こんな所でも、しっかり踏み跡があります。

密岩通り下山

 頂上から降り、郷原方向を目指します。
頂上直下の岩を右回りに半周。
 こちらの密岩通りコースが、一番難路となります。
案内図によると、中・上級者コースだそうです。
下山には、向いていないかもです。

密岩通り下山

 鷹の巣遺跡を左に見て降ると、また岩の尾根状の鎖場となります。
慎重に降りないと・・・。
岩が濡れていると滑りそうです。

岩櫃山を見る 

 対面の岩場のこちらが頂上。。
鎖場を降ると、岩の下には燃え残った護摩壇がありました。
山岳信仰の山なのでしょう。。

不動の滝

岩櫃山頂より9合目

 対面の山の向こうに、霞む中之条の街並みが見えます。
 晴れていれば眺めは良いのでしょうが、生憎の曇り空。

岩櫃山へ 

 ヤセ尾根を進み、岩直下の郷原分岐を左に見て、鎖と梯子を登り、頂上に上がります。
低山の割に変化に富、面白い山です。

密岩通り下山 

9合目     

 8合目を過ぎ、左に曲り急坂を上がると開けた見晴台に着いた。
ここは頂上ではなく、隣の岩の上が山頂です。

岩櫃山頂より薬師岳

 唯一見えた、北の薬師岳。
こちらの山にも登れるようです。

不動の滝     

 小さい滝ですが、こんな所にあると思いませんでした。

穴から出て、滑りやすい道を降ると滝が見えました。

岩櫃城址 竪堀跡

 ここから丸太や石を転がし落とし、敵が攻めてくるのを防いだのでしょう
他にも沢山の遺構がありました。

 東屋もあり少し休憩して、戦国時代の息吹に触れた気分。

沢通り登山口  15:32  

 今回の山歩きは、いつもと違い史跡巡りも出来ました。

山を一巡りしたので、時間的には少ないのですが、疲れました。

密岩登山口  

 水道の貯水タンクが見えると、密岩登山口に出た
こちらの密岩通りは、登りに使うのが正解かも?

岩櫃山頂直下

 密岩登山口方向です。
雨も降りそうもなし、同じ所を戻るのもつまらないので、Sさんの案内でヤセ尾根のある密岩通りを降る事にしました。

岩櫃山頂

岩櫃城址 15:14

 真田の居城があった岩櫃城址
山の南東側の斜面に、張り出しています。
後ろは岩山、前は吾妻川で天然の要害だ。
 上田城と沼田城の中間で、真田支配の要となったであろう。

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密岩通り下山

 天狗の懸橋を過ぎ、急坂を下ると左に折れ、郷原駅へ向う。
 危険箇所をザイルで結ばれた一行が、登って行きました。
私達は、もう危険な所はおしまい。
急な階段をずっと下っていきます。

古谷集落より岩櫃山頂を望む

沢通りへ 

 赤岩通り合流地点です。
左の赤岩通りは、落石危険のため、登山道閉鎖中。
 尾根に出ると本丸跡分岐があったのだが、地図を持っていないため、沢通りの櫃の口まで戻ってしまいました。

岩櫃山の地図


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