2年前の5月15日に残雪の白毛門に挑戦し、雪の状態が悪く、松ノ木沢の頭で引き返しました。
今年も終盤になって雪が降ったので、残雪が多いでしょうが、松ノ木沢の頭まで行くつもりで出かけました。
土合 東黒沢登山口 10:26
途中でスキーを担いだ人に出会ったのだが、ご苦労な事です。
とても真似出来ません。
予定の時間に登山口まで降りられた。
子供連絡を取り、今度はSL奥利根号最終日の諏訪峡へ車を走らせなければ。
結果は、Tomoの奥利根上越線でどうぞ。
白毛門沢 タタラノセン
雪解け水は、朝より増えたようだ。
滝に日が当たり、いっそう綺麗に見える。
秋も良いが、若葉の季節も見ごたえのある景色だ。
白毛門下山道
松ノ木沢の頭下の残雪箇所、急坂を滑り降りる事も出来ないので、慎重に降りなければ・・・。
下りでも10本爪アイゼンは利きますね。
夏道と違い、雪の下りは膝への負担が少ないので良い事もあるのだ。
松ノ木沢の頭より谷川岳と一ノ倉岳
だいぶ雪も溶けたようですが、私が西黒尾根を登るのにはもう少し待ちましょう。
ここのシャクナゲの蕾も多いので、綺麗な写真が期待できそうだが、仕事の都合とお天気の都合が合致しなければね。
松ノ木沢の頭へ
ブナ林の雪の斜面は夏道も消え、アイゼンを付けて登るしかありません。
2年前に来た時は、6本爪でしたが、10本爪アイゼンは利きが違います。。
白毛門下山道
日が当たったタムシバの白と、残雪の白で奥利根の春到来を感じさせます。
イワウチワも暖かくなり、足元で元気に咲いている。
白毛門下山道
薄い雪庇の下はこんな具合です。
踏み抜かないように端は歩かないようにしましょう。
下から見えたクラックの所からも撮影
(下のパノラマ写真)
白毛門登山道
松ノ木沢の頭から先も残雪があります。
締まった雪の上をトレースに沿って登ると、足跡が分かりにくくなる。
写真の左上、口をぱっくり空けたクラックの側を登るか、雪解しててぬかるんだ草付の急斜面を直登するか、悩みましたが、安全を考え、直登しました。
ここを過ぎれば、後は景色を眺め、頂上まで順調に登れた。
松ノ木沢の頭へ
鎖のある岩場には、雪は有りません。
この上から谷川岳や土合方向が読みえるが、南方向は霞気味だ。
谷川岳や一ノ倉沢の見渡せる松ノ木沢の頭は、すぐこの先にある。
松ノ木沢の頭へ
横に谷川岳を見ながら、ゆっくり足場を確かめながら登ります。
この写真から斜面の角度が分かります。
桧の洞 ヒノキのウロ 6:00
ここまでちょうど1時間、ここまで雪が無かったのだが、この先から残雪が所処覗かせるようになる。
足跡が無いので、本日トップのようだ。
松ノ木沢の頭より白毛門 7:00
歩き始めて2時間、景色を眺め、写真を撮っていたのでいつもより少しペースが落ちたようだ。
先を眺めると、残雪が在りクラック出来ている場所が1箇所あるが、右へ迂回すれば登れそうだ。
少し休んで、先へ進む事にする。
登山道の花
急坂を登り、息が切れてくると、タムシバが登山道両脇に数多く咲いている。
白い花びらは、雨で垂れ下がり気味、しかし、これほど多く咲いていると圧倒される。
シャクナゲだけでなく、タムシバも当たり年かも。
マンサク(満作)
ショウジョウバカマ(猩々袴)
イワナシ
白毛門山 標高1,720m (単独行)
白毛門下山道
もうすぐ松ノ木沢の頭、登りは誰にも行き会わなかったが、下りは此処までに3人に会いました。
皆さん谷川岳の残雪を見たいようです。
雪庇の名残が続きます。
白毛門下山道
本日6日までSL奥利根号が走るので、笠ヶ岳は諦め、おにぎりを頬ばり即下山。
息子と11時に、諏訪峡で待ち合わせているので急がなくてはならないが、下りの方が危険なので慎重に足を進める。
白毛門山頂 7:56
今日の一番乗り!
出来れば、日の出を見たかったのだが、しかたがない。
頂上は風が強く寒い。薄氷や霜柱も出来ている。
昨日は、あられが降ったのだろうか? パラパラと白い物が落ちている。
晴天で谷川岳の眺めが素晴らしい! こんな景色を見られるなら3時間の急登も苦になりません。
全体的に少し霞み始めた、遠くの山もすっきりしない。
登山道の花
シャクナゲが咲き出しました。
今年は、花芽が沢山付いていますが、花は小ぶりです。
ヒノキのウロ付近までが見頃でした。
山の取り付き
ブナの新緑が眩しい。
沢の崩れたコンクリート道を登ると平坦になるが、直に急登の始まりだ。
ここから1,000mを一気に登る事になるので、白毛門山を敬遠している人もいるが、真夏で無い限り私は好きな山だ。
イワウチワ(岩団扇)
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松ノ木沢の頭より谷川岳 8:49
ちょっとだけ休んで、先を急ぐ。
朝は冷えて風が強くなっていたが、だいぶ暖かくなってきた。
登山道の花
登山口付近のイワウチワは、花が雨で落ちていましたが、高度を上げると見頃になり、林の中に沢山咲いていました。
他にショウジョウバカマも幾らか咲き出していました。
タムシバ
最近までコブシと勘違い
白毛門沢 タタラノセン
若葉の眩しい木々の間から間から、滝が轟々と落ちている水音が響いていました。
前日の雨と雪解け水で、すごい水量でした。
土合 東黒沢登山口 5:00
日の出前、駐車場には車が数台、テントが2張り。
もう登り始めた人はいるのだろうか?
渓流釣りの方が竿を持ち、東黒沢へ向う。
まだ寒いのでベストを着込む。
この季節は、服装に迷います。
ムラサキヤシオ(紫八潮)
松ノ木沢の頭へ
雪原上部は、立木も無くなり滑り落ちたたら、大変です。
南斜面なのになぜこれだけ雪が多いのでしょうか?
吹き溜まりなのか?。
白毛門登山道
木々の合間から朝日が当たる谷川岳、オレンジ色の輝きが眩しい。
もう1時間早起きをしないとだめですね。