平標山頂-平標山の家
これから長い階段を下って行く。
階段は雪で押しつぶされ、痛んだ所もありました。
正面には、大源太山と三国山が見えます。
向こうの山のほうが、花が早く咲くので良かったかもしれない。
まだ下から登って来る登山者が数人います。
平日でも、だいぶ登山者に出会いました。
残雪の平標山を見たかったのだが、忙しくて5月も末になってしまった。
高山植物はまだだろうが、残雪はどうだろう。
仙ノ倉山頂 10:08
先行者が、笹薮の陰に座っていました。
ずっとガスが晴れるのを待っているのだが、無理との事。
写真を撮ってもらい、山頂方位標の陰で食事にする。
お茶とコーヒーを沸かし、焼肉弁当に焦げ目を付ける。
暖かい物を口にしてほっと一息。
先行者と入れ替わりに、後からの5人が到着したが、たちまち山頂を後にする。唯一の風除けを私が占領したので、風の当たらない場所で、食事にするのだろう。
時期はずれでも、登山者がやってきます。
スミレ(菫)
ショウジョウバカマ(猩々袴)
平元新道登山者通路
一般車通行止の岩魚沢林道を歩いて行くと、目新しい看板が出ていました。
登山口駐車場近道と書いてある。
地図を広げ確かめて見ると、道は無いはずだが、新物好きの私は足が右に向いてしまいました。
切り株も新しく、踏み跡も無いぞ。
道路と平行に沢沿いに行くのだが、別に近道とは感じられない。
平標山の家 12:15
小屋の主人が外に出て、しきりと携帯を気にしている。
今日は予約客がいるのだろうか?
私はベンチに腰掛けて、コーラを飲み干す。
寒い時はコーヒーだが、温かくなるとコーラが美味い。
別棟に綺麗なトイレが完備。
松手山登山道入口 5:52
元橋駐車場は、シーズン前の平日で閑散。 車が1台。
お一人だけ先に行ったので、私も 5:47出発。
天気は良くなるはずだが、山の上はまだガスっぽい。
昨日谷川岳に登ったばかりなので、気合がなぜか今一だ。
眠い目をしながら、松手山登山道を登りだす。
平標山の家より、エビス大黒ノ頭
昨年の縦走では、エビス大黒ノ頭から山の家が見え、ほっとした事を思い出します。
エビス大黒ノ頭からは、切り立っているので良い眺めです。
コシジオウレン(越路黄蓮)
お花畑
仙ノ倉山頂先より仙ノ倉山
エビス大黒ノ頭が見える場所で、ガスが取れるのを1時間ほど待っていましたがとうととう谷川岳は見えず仕舞い。
昨年縦走した時は、万太郎山からエビス大黒ノ頭までがきつかったなー。
仙ノ倉山では、水もほとんど無くなり、人影を求めて急いで通過した思い出がよぎる。
この場所から、エビス大黒ノ頭までの下りは、ハクサンイチゲやニッコウキスゲのお花畑になりますが、歩く人が少ないのでもったいないですね。
仙ノ倉山先より
写真は、仙ノ倉山頂に戻る途中のガスが取れた瞬間です。
松手山登山道
登山道から見下ろすと、苗場プリンスホテルが威容に目立つ。
睡眠不足だろうか、ザックが重く感じられる。
西は晴れて来たのだが、山の上はガスが掛かっているようだ。
イワナシ(岩梨)
登山道脇
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ムラサキヤシオ(紫八潮)
平元新道登山者通路
歩いて行くと、中ほどでチェーンソーの音が聞こえる。
まだ登山道の整備中だろか?
3人の作業者が言うには、今日のお昼に開通して、私が1番最初の通行者だそうだ。
登山者が別荘地を迂回して、登るように作ったそうだ。
これだけ入山者がいると、別荘地の住人には迷惑なのかもしれない。
林を歩いて行くと、橋の袂の出口に飛び出した。
結局は、車道でも、この登山道でも時間は殆ど変わらないようだ。
平元新道下山
山の家を後にし、階段を下りて行くと、また苗場山が見えた。
景色が見えるのはここだけで、後は黙々とひたすら階段を下る。
林道手前でだいぶ草臥れた感じの、ご夫婦に出会い一声かける。
ウグイスの谷渡りやホトトギスの声を聞こえる。
下の方では、ヒメハルゼミの泣き声もして、もうすぐ初夏を感じさせた。
今回は、階段歩きも膝が痛くなる事はありませんでした。
平標山頂-平標山の家
シャクナゲの藪を挟んで、階段の途中には残雪が2箇所。
アイゼンを付けるほどでもないが、慎重に下ります。
左には、切り立ったエビス大黒ノ頭が見えてくる。
南の方は綺麗に晴れ渡って来た。
足元の脇には、ショウジョウバカマが沢山咲いている。
イワナシもちらほら目に付く。
そんなうちに。たちまち山の家にたどり着いた。
平標山頂 12:14
再び平標山頂、登山者が昼食の最中。
仙ノ倉山まで向わずここで引き返す人が殆どでした。
今頃ガスが晴れ、谷川岳が見えてきた。
気温も幾分上がり、上着を脱ぎ辺りの山を見回す。
ぐるっとパノラマ写真を撮影する。
平標山頂 9:14
山頂には誰もいません。
西の山は良く見えるが、東の方はガスが巻いている。
小屋方向から階段を登って来る、5人のグループが見えました。
相変わらず風が強くとても寒い、帽子は飛んで生きそうなので、カッパを着たがそれでもまだ寒い。
お花畑の花は皆無だが、天気の回復を願い先に進む。
元橋駐車場 14:40
駐車場は、車が数台止まっていた。
花が最盛期の休日には、満杯になるのだろう。
花の種類は少なかったが、松手山上のミネザクラが印象的な山行きであった。