ミヤマコゴメグサ(深山小米草)
至仏山登山道
タカネトウウチソウ(高嶺唐打草)
至仏山登山道
イワオトギリ(岩弟切)
至仏山登山道
地元に住んでいながら恥ずかしいのだが、鳩待峠からの尾瀬は初めてになる。
人が多いのと、交通機関や駐車場代が高いのが敬遠していた理由だ。
8月30日、尾瀬国立公園が制定された事もあり、オフシーズンの交通規制も解除された9月4日に出かけることにした。
至仏山は、自主規制で山の鼻を登りに使った方が良いとの事だが、登山の後尾瀬ヶ原も散策したいので、今回は鳩待峠から登る事にした。
タカネナデシコ(高嶺撫子)
至仏山登山道
枠のある写真は、はクリックすると少し大きくなります。
鳩待峠駐車場
駐車料金2,500円徴収。
今朝来た方は、まだ数台のようです。
平日のオフシーズンなのでガラガラ。
だいぶ寒いぞ、気温は一桁か?
冷えるので、直ぐに上着を着込みました。
こんな寒いのに、水を2本も凍らせて場違いだったかも?
鳩待峠 5:50
至仏山登山道脇に車を止め、食料4食・水3リットル・着替え・ラジオとヘッドランプも忘れずに、ザックに詰め込み出発!
至仏山登山道
オオシラビソの林と笹の下草の中の、緩やかな坂を進みます。
尾瀬は熊が出ているそうですが、登山者がいるので心配無さそう?・・・
先を進むと辺りが、ガスっぽくなってきました。
今日の予報は晴天なのだが、なぜ?
至仏山頂 8:49
至仏山頂到着。 尾瀬ヶ原も晴れました。
富士山も見え、天気は最高!
先客が一人下山した後は、山頂に私一人だけ。
直ぐ続々と、両方の登山道から沢山登ってきました。
100名山走破まであと少しの方や、何度も通っている人など、尾瀬初心者は私だけでした。
注意書
至仏山東面登山道は「上り」で利用して下さい。
植生保護及び登山者の安全のため、東面登山道は極力「上り」で利用してください。
平成19年6月20日
至仏山保全緊急対策会議
至仏山 下山
自主規制があるようだが、初めての山なので内容が良く理解できない。
どうも滑りやすい蛇紋岩なので、下りは危険だからのようだ。
同じような滑りやすい谷川岳西黒尾根を下っているので、大丈夫でしょう。
ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
登山道
ノリウツギ(糊空木)
山ノ鼻下山道
ご意見ご感想は
ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
至仏山登山道
タカネニガナ(高嶺苦菜)
至仏山登山道
至仏山登山道
ダケカンバの間から、笠ヶ岳が見えました。
出来れば、こちらにも行ってみたいのだが・・・
おととい歩いたばかりなので、疲れがすこし溜まっています。
オヤマ沢・田代入口 7:20
笠ヶ岳分岐です。
ここが思案のしどころ、笠ヶ岳に行って見たいが、往復すると尾瀬ヶ原を散策する時間が無くなる。
早く至仏に登らないと、雲海が消えてしまうぞ!
よし笠ヶ岳はこの次に、湯の小屋から登る事にしよう。
右に決定!
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
鳩待峠登山道
至仏山登山道
蛇紋岩の岩場には、ハイマツと共にヒメシャジンが沢山、ミヤマコゴメグサ・イワオトギリ・ハクサンシャジン・ウメバチソウなどまだ晩夏から秋の花がまだ咲いていました。
最盛期には、さぞかし綺麗な花を咲かせるでしょうね。
ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)
鳩待峠登山道
オヤマ沢 7:07
この右側の小沢に水場があります。
枯れる事もあるそうですが、十分水が出ていました。
今日は涼しいので、水の補給もいらないようだ。
最近出来た階段が続きます。
小湿原
キンコウカも既に終わり、少し葉先が黄色みがかっています。
正面の山は、至仏山だろうか?
林を抜けてから見晴らしが良いので、気分爽快、天気も良くなりそうだ。
小至仏山頂
登山道半ばより、ずっと雲海が見えていた。
鳩待峠を出た時には、ガスは無かったので、尾瀬ヶ原の冷えた空気が、気温の上昇共に湧き上がって来たのだろう。
小至仏山頂では、少なくなってきたが、まだ尾瀬ヶ原にはしっかり立ち込めている。
晴れた日は何時もこの様なのでしょうが、初めて見た私はとても感動しました。
小至仏山を振り返る
至仏山へ向う道から、南を見ると笠ヶ岳、その向こうに武尊山が見えた。
武尊山に登った時は、気にならなかったのだが、至仏山がこんなに良い山だったとは、人気のあるのもうなづけました。
至仏山へ
この先の岩山が、至仏山頂です。
滑りやすい蛇紋岩がゴロゴロしていますが、乾いているため注意すれば大丈夫です。
鳩待峠からは、回り込みますが、急坂もあまり無くゆったり登れました。
高天ヶ原 9:50
階段を下りてゆくと、尾瀬ヶ原が良く見える、高天ヶ原と言う平場がある。
ここは高山植物のお花畑のようだが、少し荒廃が進んでいる。
燧ヶ岳を見ながら尾瀬ヶ原まで、ほぼ一直線に下って行く。
至仏山 下山
道も少し緩やかになって来ると、尾瀬ヶ原が近づいた。
まだ9月も始なのに、ナナカマドが色づき始めている。
草紅葉も幾分、黄色見を帯びているようだ。
今年は秋が早くやってくるかもしれない。
秋めいた景色とは裏腹に、山を降りてくると途端に暑くなってきた。
軽装で登って来る人もいる、手提げには水と弁当だけでしょう。 尾瀬ヶ原と同じに考えては駄目ですよね。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
鳩待峠登山道
至仏山 山ノ鼻登山口 11:20
登山口を出ると、突然開け尾瀬ヶ原に出た。
植物見本園が左にあるが、あまり花も咲いていないようです。
歩き難い急坂を下ったので、膝が痛くなって来ました。
2:30のコースタイムを、1:50で降りたのだから無理も無い。
休憩所 7:25
小至仏山が先に見えます。
分岐を過ぎると、山腹にテラスとベンチがありました。
ここから尾瀬ヶ原をみると、まだまだ雲海に包まれていました。
うーん至福の時です。 来て良かった!
山頂に着いた頃には、晴れるでしょうか?
至仏山登山道
林を抜けると、尾瀬ヶ原が大雲海!。
鳩待峠から雲がどんどん押し出されて行きます。
珍しい光景を目の当たりにして、後ろを振り返りながら、沢山の写真を撮ってしまいました。
休憩所から見下ろした、尾瀬ヶ原の大雲海。
ミヤマゼンコ(深山前胡)
鳩待峠登山道
山ノ鼻 11:26
山ノ鼻に着いて木陰で一休み。
至仏山で軽食を摂ったのだが、食料や水も沢山あるので減らさなければ!
こんな便利な所に、縦走と同じ荷物でやってきた私は馬鹿でした。
お金さえあれば何でもあります。
小至仏山頂 7:59
至仏山は直ぐそこかと思ったが、まだ岩場を上下して行かなければならない。
この岩場にも、ヒメシャジンが沢山咲いている。
盛りは少し過ぎたが、まだまだ見られます。
360度の大展望、北アルプスは霞んで見えないが、
久しぶりにパノラマ写真が撮れました。
至仏山 下山
階段が終わると、茶色い蛇紋岩がゴロゴロした道になる。
いくらか水も湧き出して湿っている。
おまけに急坂ときている、これではとても歩き難いはずだ。
登山者が押し寄せるシーズン中や、梅雨時はたまったものではないだろう。
規制するのも頷けた。
山ノ鼻へ
森林限界を過ぎると、石を敷詰めえた道になった。
これがまた歩き難い、雨が降って土が流されるのを防ぐため致し方ない。
こんな所は熊が出そうなので、鈴を大きく鳴らしながら歩く。
林の中はまだ涼しいが、原に出ればさぞかし暑いだろうな。