西黒尾根下山

 ロープウェイ下山最終は、17:00。
無理をすれば、1時間で天神平に降りられそうだが、30分足らずでは空でも飛ばなければなるまい。
 肩の小屋に寄るとおそらく泊る事になるだろうな。
仕方が無く、素直に西黒尾根を降りましょう。
家族には、ロープウェイに乗れなかったので遅くなるとTEL。

一ノ倉岳へ  

 一ノ倉岳へ向う道は、ずっとガスの中です。
ガスが切れた一瞬の間に撮影。
 この道は、H17 10月 9日に逆方向から歩いて以来だ。
足元にも沢山花があるのだが、写真を撮る余裕が無くなった。
この次は、もっとゆったりした山歩きをしましょう。

一ノ倉岳へ  

 山頂近くで晴れ間が少し、西側登山道はだいぶ荒れています

草原にはキンコウカが、まだ咲いていました。
初夏には、このあたりも綺麗な花が咲くのでしょうね。
秋は草紅葉が見事だろうな。

一ノ倉岳山頂 15:46  

 谷川岳の隣ですが、山頂は平でまるで様子が違います。
中芝新道への表示板は、切り取られていました。
危険だからでしょうか。
 休まず先へ進みましょう。

一ノ倉岳避難小屋  

 山頂には、避難小屋があります。
以前来た時は、ドアが壊れていましたが、綺麗に修理されていました。
泊るには怖い気もしますが、天候の悪化の時は頼もしい非難小屋です。

白毛門-朝日岳-蓬峠-土合 H18 8月31日

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山域別記録

ミヤマコゴメグサ(深山小米草)
登山道

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
登山道

武能岳から茂倉岳へ H19  8月24日

茂倉岳へ  

 武能岳から急坂を降り、前を見れば谷川岳上部はガスが巻いている。
 これからが、一番苦しい所だが展望がないと気分が削がれてしまう。
もう惰性で歩くのみ、疲れているが膝は痛くならない。
枝切れの杖が頼りないが、だいぶこれで助かった。

ミヤマコウゾリナ(深山髪剃菜)
朝日岳登山道

シモツケソウ(下野草)
登山道

ハクサンシャジン(白山沙参)
朝日岳登山道

タカネトウウチソウ(高嶺唐打草)
朝日岳下

ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)
登山道

オンタデ(御蓼
登山道

ソバナ(蕎麦菜)
白毛門山頂

タテヤマウツボグサ(立山空穂草)
登山道

エゾシオガマ(蝦夷塩竃)
白毛門登山道

西黒尾根登山口 18:50

 無事降りましたが、あたりは真っ暗。
道路をよたよた歩いて、土合の駐車所まで戻りました。
 こんな事は、真似しない方が良いですよ。
反省点
 あと30分早起きし、前半でもう少しペースを上げれば良かった。

 
杖を朝日岳に置いて来てしまい、肝心な降りに使えなかった。
 暑かったので、5リットルも水分を飲んでしまった

谷川岳 トマノ耳へ

 最後の一登り、誰か居ないかと微かに期待しましたが、
誰にも遭いませんね。
少しだけ自慢もしたかったのですが、残念です。
綺麗な花も咲いているのですが、まあ先を急ぎましょう。

一ノ倉岳を振り返る  

 疲れて来ると足がもたつきますが、無事下りて来ました。
ノゾキで、一ノ倉沢を撮ったのですが、シャッタースピードを間違え全滅。
 この先も岩場が多いので、ペースが上がらず、おまけにつま先に力を入れるので、足の指がツリ気味になってきました。

茂倉岳山頂 15:23  

 山頂到達!
結局2時間10分のコースタイムを、1時間25分で登り切ってしまった。
我ながらすごいと思うが、ザックがとても軽くなったせいだろう。
計画では、上手く行けばロープウェイで下山も考えたが、さすがにもう時間が無い。
時間との勝負だが、茂倉岳避難小屋へ向わず、西黒尾根を降る事にする。

茂倉岳へ  

 相変わらず笹も生い茂る。
大きな岩の脇を抜けてまた急坂となる。
茂倉岳山頂はまだずっと先のようだ。
暑かったが、ガスが近づいてきて、涼しくなったのが幸いかも。

武能岳を振り返る  

 一登りした所で振り返る、北の方も雲が増えてきた。
天気予報では、北の高気圧が移動してもう少し良くなるはずだったのに、上越国境の天気は気まぐれだ。
 両側の沢が深く、尖った尾根道を進む。

茂倉岳へ  

 一こぶ越えると、何とか山が見えた。
幾つかの急坂を乗り越えるようだ。
いろいろ花が咲いているが、ゆっくり見る時間が無い。
初夏に来れば綺麗な場所だろうに、来年の宿題にしときましょう。

ミヤマホツツジ(深山穂躑躅)
笠ヶ岳・朝日岳登山道

エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
登山道

ウメバチソウ(梅鉢草)
朝日岳登山道 清水峠
ゴマナ(胡麻菜)
登山道

谷川岳 オキノ耳   16:34

 オキノ耳到着。
白毛門山・笠ヶ岳・朝日岳・七ッ小屋山・武能岳・茂倉岳・谷川岳と7つの山をぐるっと縦走完了。 
 これでもう山に登らなくて済むぞ。

あとはまっしぐらに降るだけ、さてさて足が持つかな?

堅炭岩を望むへ  

 谷川岳は霞んでいるのだが、これは良く見えた。
中芝新道はこの脇を通るのだろうか。
すごい場所で、地図も点線になっているはずだ。

白毛門-朝日岳-蓬峠-土樽 H19 7月27日

西黒尾根下山

 ガスはだんだん濃くなるようだ、ラクダのコルまでは早く下りなければ。

足元がおぼつかなくなり、転びそうになるので慎重に降りていきました。
 まだ明るいので、ペンキも良く見え一安心。

ラクダのコル(巌剛新道分岐) 17:29

 巌剛新道を降ろうか躊躇しましたが、沢の方が日が暮れるのが早く、幾度も通った道の西黒尾根をこのまま歩きました。

 あと一ヶ月早ければ、暗くなるのも遅いのですが・・・
ロープウェイの音は、5時を過ぎてもまだ聞こえます。

奥の院   16:29

 信心深くない私ですが、これまで歩けた事を感謝し、下山の安全を願い、手を合わせました。 
もう直ぐオキノ耳ですが、今回は素通りできませんでした。

谷川岳へ  

 谷川岳へ足を向けると、直ぐに急坂を降りていきます。崖のずっと下には湯檜曽川が流れ、もし足元が崩れたら川に真っ逆さまに転がり落ちそうで、とても怖い気がしました。
薄暗くなって、こんな所は絶対歩けません。

谷川岳へ  

 ガスの切れ間にまた撮影。
ガスが濃くなる前に、早く下りなければ、焦る気持ちを抑え、足元に気を付けゆっくり一歩一歩下ります。

茂倉岳へ  

 奥の山は一ノ倉岳だろうか、もう少しで急坂も終わり、山頂が近づいて来たのが分かるが、初めての道は不安だ。
増してやこれからガスの中に、入って行かなければならない。
 日暮れとの勝負にもなって行く。
体調によっては、茂倉岳避難小屋へ泊るのも考えなければ。
あそこなら広くて快適だが、此処まで来たなら縦走を完結させたい。

谷川山系馬蹄形縦走 2  H19 08-24

ラクダの背 17:34

 この先の鎖場を過ぎれば、安全です。
もう写真を撮る事もないので、ザックの中にカメラをしまい、
その代わりに、ラジオとヘッドランプを取り出しました。
 熊よけのためラジオを大きく鳴らし、鉄塔辺りで暗くなり
ライトを点け下山しました。

谷川岳 オキノ耳   16:34

 オキノ耳到着。
いつも賑やかな谷川岳もさすがに、この時間は誰も居ません。 
こんな静かな事は始めて、あたりまえか。


ワレモコウ(吾亦紅)
武能岳登山道

ミヤマトリカブト(深山鳥兜)
武能岳・茂倉岳登山道

ヤマハハコ(山母子)
清水峠
イワハゼ(岩黄櫨) 別名アカモノ 実
食べられるそうです
 

イワオトギリ(岩弟切)
朝日岳登山道

オニシオガマ(鬼塩竈)
朝日岳登山道

ミヤマゼンコ(深山前胡)
登山道

ノコンギク(野紺菊)
白毛門登山道


タカネナデシコ(高嶺撫子)
茂倉岳登山道

ノリウツギ(糊空木)
七ッ小屋山・武能岳登山道

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
登山道

日付順山行記録

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キイチゴ(木苺)
食べられたが、苦い

茂倉岳へ  

 茂倉岳山頂はガスの中です。
急な登りも終わり、ザックも足も軽くなって来た。
先が見えると、どんどんペースも上がってくる。
 体力の持続が心配だったが、最大の難所を乗り越えたようだ。

イワショウブ(岩菖蒲)
朝日ヶ原湿原他

ベニヒカゲ(絶滅危惧種)
採集禁止です!


茂倉岳から一ノ倉岳

ハクサンフウロ(白山風露)
登山道

キンコウカ(金光花)
登山道

ミネウスユキソウ(峰薄雪草)
茂倉岳登山道

武能岳から茂倉岳へ登山道  
こんな急坂を、良くぞ登って来た者だ。

画像掲示板

朝日岳の地図

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茂倉岳へから谷川岳
茂倉岳へから谷川岳

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白毛門から谷川岳で出会った植物  (まちがっていたら教えてください)